文献詳細
文献概要
特集 画像・動画の保存とプレゼンテーション
1.スライドなどの画像保存(アナログからデジタルへ)
著者: 加納滋1
所属機関: 1加納耳鼻咽喉科医院
ページ範囲:P.249 - P.255
文献購入ページに移動I.はじめに
学会発表の口演に使用するスライド,ポスターセッションに使用する掲示物,日常診療では聴力検査結果や院内掲示物など,記録保存する場合に静止画像として扱われる種類の書類は非常に多い。病院内業務ではさらにX線写真,CT,MRIなどの画像があり,これに関しては院内での閲覧,画像転送,診断/参照画像などの観点からimage save and carryとしてのシステムが存在するが,一般ユーザーが日常使用するものではないため,ここでは除外する。
画像を扱う業種について考えてみると,グラフィックデザイナー,映像作成者,カタログやインターネットを用いた通信販売など 医療関係以外でも多岐にわたっていることがわかる。短時間に大規模の画像データベースから効率よく必要な書類を選ぶことは作業の効率化に直結する。そのためにもデジタル化は必要な基本技術となり,さらにデジタル保存された資産をいかに運用するかという分野がここ10年間で急速に発達し,現在ではDAM(digital asset management,デジタル化された資産の運用)と呼ばれるようになっている。
学会発表の口演に使用するスライド,ポスターセッションに使用する掲示物,日常診療では聴力検査結果や院内掲示物など,記録保存する場合に静止画像として扱われる種類の書類は非常に多い。病院内業務ではさらにX線写真,CT,MRIなどの画像があり,これに関しては院内での閲覧,画像転送,診断/参照画像などの観点からimage save and carryとしてのシステムが存在するが,一般ユーザーが日常使用するものではないため,ここでは除外する。
画像を扱う業種について考えてみると,グラフィックデザイナー,映像作成者,カタログやインターネットを用いた通信販売など 医療関係以外でも多岐にわたっていることがわかる。短時間に大規模の画像データベースから効率よく必要な書類を選ぶことは作業の効率化に直結する。そのためにもデジタル化は必要な基本技術となり,さらにデジタル保存された資産をいかに運用するかという分野がここ10年間で急速に発達し,現在ではDAM(digital asset management,デジタル化された資産の運用)と呼ばれるようになっている。
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