文献詳細
特集 上気道アレルギーを診る
4.鼻アレルギーの治療 2)外科的治療―適応と術式
文献概要
I.はじめに
鼻アレルギーの治療では,抗ヒスタミン剤,ロイコトルエン拮抗剤,トロンボキサンA2拮抗剤,局所的ステロイド剤を中心とした薬物療法や,特異的免疫療法が主体をなしてきた。しかしながら,これらの様々な保存治療に対し抵抗を示す症例も少なくない。近年,患者の精神的・肉体的な侵襲の軽減,時間的・経済的な制約の軽減などの目的に対して,外来で行えるday surgeryが耳鼻咽喉・頭頸部外科領域においても実践されてきている。保存的治療によっても症状の改善されない鼻アレルギー患者に対して行っているレーザー治療の短期と長期の予後について解説する。
鼻アレルギーの治療では,抗ヒスタミン剤,ロイコトルエン拮抗剤,トロンボキサンA2拮抗剤,局所的ステロイド剤を中心とした薬物療法や,特異的免疫療法が主体をなしてきた。しかしながら,これらの様々な保存治療に対し抵抗を示す症例も少なくない。近年,患者の精神的・肉体的な侵襲の軽減,時間的・経済的な制約の軽減などの目的に対して,外来で行えるday surgeryが耳鼻咽喉・頭頸部外科領域においても実践されてきている。保存的治療によっても症状の改善されない鼻アレルギー患者に対して行っているレーザー治療の短期と長期の予後について解説する。
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