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特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている― 4.下咽頭癌の治療―切除範囲と再建―
2)再建法と術後嚥下機能評価
著者: 赤羽誉1 吉野邦俊1 藤井隆1 上村裕和1 栗田智之1
所属機関: 1大阪府立成人病センター耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.522 - P.527
文献購入ページに移動下咽頭癌切除後の再建は,DP皮弁や局所皮弁(door flap)による二期的再建から,微小血管吻合の技術を用いた遊離組織による一期的再建へと発展してきた。また,再建組織として様々なものが使用されている。近年では,QOLの向上や機能温存を目指した治療が積極的に行われ,下咽頭癌に対しても,その適応や安全性についての報告1~3)がなされている。今後のさらなる発展のためには,術後の機能評価が不可欠かつ重要な課題である。
本稿では,主に下咽頭癌切除後の再建法と術後の嚥下機能について,自験例をもとに,喉頭温存した場合と摘出した場合に分けて述べる。
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