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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科76巻8号

2004年07月発行

特集 頭頸部癌の治療指針―私たちはこうしている―

5.放射線治療後再発喉頭癌の治療指針―フォローアップと手術の適応―

2)喉頭全摘の適応

著者: 加藤孝邦1 齋藤孝夫1 波多野篤1 飯塚雄志1 飯野孝1 青木謙祐1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学講座

ページ範囲:P.544 - P.547

文献概要

I.はじめに

 喉頭癌放射線治療後の再発癌に対しての基本的治療方針は,安全で確実に根治が望める治療方法である。したがって,喉頭全摘出術が最も推奨される治療方法である。その理由に,安全な手術術式で根治性が高いことが挙げられる。しかし,そこに機能温存をどう考えるかという問題があり,実際多くの患者は機能温存を希望している。再発時進行癌であれば,喉頭全摘出術以外に根治を期待できる治療法はない。再発癌が早期に発見できて治療を行うことができれば,機能を温存することが可能であることはいうまでもない。いかに効果的にかつ確実に早く放射線根治照射後の再発癌をみつけ出すかによる。そのためにはより効果的なフォローアップが必要となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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