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特集 副鼻腔炎
2.副鼻腔の形態と機能
著者: 平川勝洋1 石野岳志1
所属機関: 1広島大学医歯薬学総合研究科展開医科学専攻病態制御医科学講座耳鼻咽喉科学・頭頸部外科学研究室
ページ範囲:P.799 - P.804
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
副鼻腔は,頭蓋構成骨である前頭骨,上顎骨,篩骨,蝶形骨の骨髄腔に相当する部位に生じた含気腔の総称であり,それぞれ前頭洞,上顎洞,前部および後部篩骨蜂巣,蝶形骨洞と呼ばれている。副鼻腔は固有鼻腔と連続して存在し,組織学的には表層から粘液層,線毛細胞,杯細胞,基底細胞からなる多列線毛円柱上皮,基底膜,結合組織,骨膜,骨組織と並んでいる。粘膜が骨膜に直接接触する構造のため,臨床的には粘膜から骨膜までの構造を粘骨膜と称して一塊のものとみなすことがあり,気道において固有鼻腔と同様に特異な組織構成をとる部位である。
副鼻腔は,頭蓋構成骨である前頭骨,上顎骨,篩骨,蝶形骨の骨髄腔に相当する部位に生じた含気腔の総称であり,それぞれ前頭洞,上顎洞,前部および後部篩骨蜂巣,蝶形骨洞と呼ばれている。副鼻腔は固有鼻腔と連続して存在し,組織学的には表層から粘液層,線毛細胞,杯細胞,基底細胞からなる多列線毛円柱上皮,基底膜,結合組織,骨膜,骨組織と並んでいる。粘膜が骨膜に直接接触する構造のため,臨床的には粘膜から骨膜までの構造を粘骨膜と称して一塊のものとみなすことがあり,気道において固有鼻腔と同様に特異な組織構成をとる部位である。
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