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特集 耳管機能検査
2.耳管機能検査法とその解釈
著者: 金子明弘1 山下敏夫1
所属機関: 1関西医科大学耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.891 - P.897
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
中耳機能を正常に維持するうえで,耳管は重要な役目を果たしている。その大きな機能として,換気能と排泄能がある。古くからそれらを検査する方法が考案されてきたが,現在では,そのいくつかは保険診療として認められ,検査機器も市販されている。この耳管機能検査装置で行える耳管機能検査は,耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法があり,また一部の機種では耳管通気度検査が行える。本稿では,日常診療においてよく行われる耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法検査法の原理や,特徴,問題点についてまとめてみる。
中耳機能を正常に維持するうえで,耳管は重要な役目を果たしている。その大きな機能として,換気能と排泄能がある。古くからそれらを検査する方法が考案されてきたが,現在では,そのいくつかは保険診療として認められ,検査機器も市販されている。この耳管機能検査装置で行える耳管機能検査は,耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法があり,また一部の機種では耳管通気度検査が行える。本稿では,日常診療においてよく行われる耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法検査法の原理や,特徴,問題点についてまとめてみる。
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