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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科77巻12号

2005年11月発行

文献概要

特集 耳管機能検査

2.耳管機能検査法とその解釈

著者: 金子明弘1 山下敏夫1

所属機関: 1関西医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.891 - P.897

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Ⅰ.はじめに

 中耳機能を正常に維持するうえで,耳管は重要な役目を果たしている。その大きな機能として,換気能と排泄能がある。古くからそれらを検査する方法が考案されてきたが,現在では,そのいくつかは保険診療として認められ,検査機器も市販されている。この耳管機能検査装置で行える耳管機能検査は,耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法があり,また一部の機種では耳管通気度検査が行える。本稿では,日常診療においてよく行われる耳管鼓室気流動態法,音響耳管法,加圧・減圧法検査法の原理や,特徴,問題点についてまとめてみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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