icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科77巻2号

2005年02月発行

原著

喉頭アミロイドーシスの2症例

著者: 兵頭政光1 白馬伸洋1 竹田将一郎1 田口亜紀1

所属機関: 1愛媛大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.119 - P.123

文献概要

I.はじめに

 アミロイドーシスは,線維構造をもつ特異な蛋白であるアミロイド線維(amyloid fibril)を主とするアミロイド物質が,全身の諸臓器の細胞外に沈着することにより機能障害を引き起こす疾患群である。本疾患は全身性と限局性に分けられるが1),全身性が多いとされている2)。耳鼻咽喉科領域では喉頭や気管などでの報告例が散見されるものの,喉頭アミロイドーシスは喉頭良性腫瘤性病変に占める割合が1%以下の稀な疾患である3)。しかし,腫瘍性疾患との鑑別の観点からも本症に対する認識をもっておく必要がある。

 今回われわれは,喉頭限局型アミロイドーシスの2例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら