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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科77巻2号

2005年02月発行

原著

若年に発症し,大きな囊胞を形成したワルチン腫瘍症例

著者: 山口宗一1 末野康平1 山口威1 田中真琴1

所属機関: 1赤十字病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.145 - P.147

文献概要

I.はじめに

 ワルチン腫瘍は,唾液腺の良性腫瘍では多形腺腫に次いで多く,主に高齢者に発症する1)。その診断は臨床所見や画像検査,針生検の結果などから多くの症例で術前に診断可能であるが,ときに囊胞性変化を呈し,術前診断ができなかった例が散見される2,3)

 今回われわれは,若年者に発症し比較的大きな囊胞を形成したワルチン腫瘍症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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