文献詳細
特集 味覚・嗅覚障害
文献概要
1.はじめに
味覚障害の診断に当たっては,その機能評価を的確に行うことが何より重要である。現在のところ臨床現場では自覚的味覚機能検査である電気味覚検査1)と濾紙ディスク法検査2)がよく行われており,いずれも保険適用になっている。しかし,最近行われた学会のアンケート調査では,この2つの検査法は必ずしも第一線の臨床現場で汎用されているとは言いがたいことがわかってきた。
本稿では,臨床で求められる自覚的味覚機能検査について,国外も含めた最近の動向を述べる。また,臨床応用に向けて開発が進んでいる他覚的味覚機能検査の現状を示し,今後の展望について述べる。
味覚障害の診断に当たっては,その機能評価を的確に行うことが何より重要である。現在のところ臨床現場では自覚的味覚機能検査である電気味覚検査1)と濾紙ディスク法検査2)がよく行われており,いずれも保険適用になっている。しかし,最近行われた学会のアンケート調査では,この2つの検査法は必ずしも第一線の臨床現場で汎用されているとは言いがたいことがわかってきた。
本稿では,臨床で求められる自覚的味覚機能検査について,国外も含めた最近の動向を述べる。また,臨床応用に向けて開発が進んでいる他覚的味覚機能検査の現状を示し,今後の展望について述べる。
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