icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科77巻3号

2005年03月発行

特集 味覚・嗅覚障害

3.味覚検査法の新しい展開

著者: 井之口昭1 倉富勇一郎1

所属機関: 1佐賀大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.191 - P.195

文献概要

1.はじめに

 味覚障害の診断に当たっては,その機能評価を的確に行うことが何より重要である。現在のところ臨床現場では自覚的味覚機能検査である電気味覚検査1)と濾紙ディスク法検査2)がよく行われており,いずれも保険適用になっている。しかし,最近行われた学会のアンケート調査では,この2つの検査法は必ずしも第一線の臨床現場で汎用されているとは言いがたいことがわかってきた。

 本稿では,臨床で求められる自覚的味覚機能検査について,国外も含めた最近の動向を述べる。また,臨床応用に向けて開発が進んでいる他覚的味覚機能検査の現状を示し,今後の展望について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら