文献詳細
文献概要
鏡下咡語
東大工学部との共同研究
著者: 石井哲夫1
所属機関: 1霞が関ビル診療所
ページ範囲:P.222 - P.224
文献購入ページに移動メニエール病の主な形態変化は内リンパ水腫であるが,その際内リンパ腔の圧が上がるかどうか長い間知りたいと思っていた。閉じた腔では圧は膜の一番弱い箇所の復元力,つまり弾性によって創出される。ライスネル膜の物性を計測することが必要であった。
1.石井威望先生
そのようなことを思案しているとき(1990年),幸運にも東大工学部の石井威望教授が東京女子医大の外来に来られた。工学士・医学士として高名な方であったが,2人の御嬢さんが女子医大の卒業生であったことから,遠慮なく相談できると考え,早速研究室へ御案内し内耳の摘出標本を実体顕微鏡でみて頂いた。すると石井先生はしばらく考えておられたが,これにはマイクロマシンの専門家がよいといわれ,そのうち適任者を紹介するといわれた。
1.石井威望先生
そのようなことを思案しているとき(1990年),幸運にも東大工学部の石井威望教授が東京女子医大の外来に来られた。工学士・医学士として高名な方であったが,2人の御嬢さんが女子医大の卒業生であったことから,遠慮なく相談できると考え,早速研究室へ御案内し内耳の摘出標本を実体顕微鏡でみて頂いた。すると石井先生はしばらく考えておられたが,これにはマイクロマシンの専門家がよいといわれ,そのうち適任者を紹介するといわれた。
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