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特集 耳鼻咽喉科領域の異物とその摘出法
文献概要
Ⅰ.はじめに
口腔,咽頭異物は日常診療でしばしば遭遇する疾患である。ほとんどが外来で摘出可能であり,重篤な状態に陥る患者は少ない。しかし,箸の口腔内刺入により高位頸髄の障害をきたした症例1)やこんにゃくの喉頭蓋谷への嵌頓により窒息をきたした症例2)なども報告されており,注意を要する疾患である。
本稿では口腔,咽頭異物の診断と摘出法について述べる。
口腔,咽頭異物は日常診療でしばしば遭遇する疾患である。ほとんどが外来で摘出可能であり,重篤な状態に陥る患者は少ない。しかし,箸の口腔内刺入により高位頸髄の障害をきたした症例1)やこんにゃくの喉頭蓋谷への嵌頓により窒息をきたした症例2)なども報告されており,注意を要する疾患である。
本稿では口腔,咽頭異物の診断と摘出法について述べる。
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