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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科77巻6号

2005年05月発行

文献概要

特集 囊胞性疾患

1.上顎囊胞

著者: 小林一女1 松本学2

所属機関: 1昭和大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2関東中央病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.359 - P.362

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Ⅰ.はじめに

 副鼻腔囊胞は,自然口が何らかの原因で閉鎖,狭窄することにより,副鼻腔に分泌物が貯留し形成される。原発性と続発性のものがある。続発性の囊胞は手術,外傷後のものが多い。分泌物の性状で粘液囊胞(mucocele),膿囊胞(pyocele)に分けられるが,両者の混在したものもある。発生部位では上顎洞が最も多く,特に術後性の上顎囊胞が多い。

 本稿では上顎囊胞について解説する。

参考文献

1)石原明子・他:術後性上顎嚢胞の画像所見と術式について.日耳鼻103:900-904,2000
2)Shiomi Y, et al:Endoscopic trans-nasal-vestibular approach to the maxillary sinus-application for mucoceles of the maxillary sinus. Auris Nasus Larynx 29:65-67, 2002
3)塩見洋作・他:術後性上顎嚢胞に対する経鼻前庭アプローチ.耳鼻臨床(補)115:65-66,2004
4)長船宏隆:外来で出来る手術―副鼻腔嚢胞開放手術―.日耳鼻102:660-663,1999
5)吉崎智貴・他:当科における術後性上顎嚢胞に対する内視鏡下鼻内手術―分類と開放方法について―.日耳鼻105:931-936,2002
6)松本 学・他:上顎嚢胞.JOHNS 20:1282-1285,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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