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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科77巻8号

2005年07月発行

文献概要

特集 頸部リンパ節腫脹

2.頸部リンパ節腫脹の鑑別診断

著者: 井上博之1 丹生健一1

所属機関: 1神戸大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学教室

ページ範囲:P.541 - P.544

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Ⅰ.はじめに

 頸部リンパ節腫脹は耳鼻咽喉科診療において遭遇する機会が多いが,ほかの臨床症状が乏しい症例では診断に苦慮する。頸部の解剖,臨床症状,頸部リンパ節腫脹をきたす疾患に熟知し,転移性リンパ節や悪性リンパ腫などの悪性疾患の可能性を常に念頭に置いて,早期診断,早期治療が望まれる。頸部リンパ節腫脹をきたす代表的疾患の診断に至る流れを示した(図1)。

参考文献

1)竹田千里:頸部転移リンパ節―特に原発不明のリンパ節.臨床腫瘍学,朝倉書店,pp186-191
2)泉 隆英・他:頸部リンパ節結核.耳喉頭頸55:873-879,1983
3)中山明仁・他:頸部リンパ節結核の臨床的統計.耳鼻臨床82:871-878,1989
4)石川雅洋・他:頸部リンパ節結核の11例.日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌13:69-72,1995
5)Mancuso AA, et al:Computed tomography of cervical and retropharyngeal lymph nodes:Normal anatomy, variants of normal, and applications in staging of head and neck cancer, partⅡ. Pathology. Radiology 148:715-723, 1983
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7)古川政樹・他:頭頸部悪性腫瘍における頸部リンパ節転移の診断―超音波断層法とX線CTの比較.日耳鼻94:577-586,1990
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9)阪本浩一:頭頸部腫瘍におけるPET検査の実際.癌治療と宿主15:19-28,2003
10)井上博之・他:頸部腫脹の治療.JOHNS 10:1594-1598,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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