icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻12号

2006年11月発行

文献概要

目でみる耳鼻咽喉科

磁気治療器による鼻腔異物症例

著者: 森川敬之1 吉原俊雄1 高山幹子2 藤多恒子3

所属機関: 1東京女子医科大学耳鼻咽喉科教室 2霞ヶ関ビル診療所 3藤多クリニック

ページ範囲:P.916 - P.917

文献購入ページに移動
 小児における鼻腔異物症例は日常診療においてしばしば遭遇する。しかし,磁気治療器による鼻腔異物はわが国において1例報告されているのみである1)。今回われわれは,外来診療にて偶然発見された両側に存在した稀な鼻腔内磁気治療器異物1例について報告する。

症例

 患者:11歳,女児

 主訴:右鼻内異物(外来にて偶然発見)

 現病歴:鼻アレルギーにて近医に鼻処置のため通院していたところ,2000年4月の処置中,右鼻腔内に金属性と思われる硬性の異物が認められた。2日間にわたり除去を試みたが摘出不可能であったため,同日当科を紹介され受診した。

参考文献

1)加納篤子・他:口腔内および鼻腔内に異物を認めた3例.小児歯誌35:722-727,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?