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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻13号

2006年12月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―手術手技とコツ

4.鼻骨骨折整復術

著者: 鈴木正志1 吉田和秀1

所属機関: 1大分大学医学部免疫アレルギー統御講座(耳鼻咽喉科)

ページ範囲:P.1043 - P.1048

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Ⅰ.はじめに

 鼻骨は顔面から突出しており,比較的外力の影響を受けやすく,顔面骨のなかでも構造的に弱い1)。ゆえに,顔面骨骨折のなかで日常診療において最も頻繁に遭遇する。原因としてはけんか,交通事故,スポーツ,転倒・転落などが挙げられ,その結果10~20歳代の男性に多い。また,腫脹,変形の目立つ部位でもあり受傷の直後に急患として受診することが多く,診断・治療に難渋する症例も少なくない。そのため,実地耳鼻咽喉科医としては常に迅速かつ適切な対応ができるように日ごろから本疾患の診断・治療に習熟しておくことが望まれる。

 本稿では鼻骨骨折について,われわれの考えや手術手技について紹介する。

参考文献

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13)酒井成身・他:外傷性斜鼻の治療.形成外科45:827-837,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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