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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻13号

2006年12月発行

文献概要

シリーズ DPCに対応したクリニカルパスの実際

⑩耳硬化症

著者: 宗英吾1 高橋晴雄1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座 耳鼻咽喉・頭頸部外科学領域

ページ範囲:P.1059 - P.1066

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Ⅰ はじめに
 クリニカルパス(以下,CP)とは元来アメリカ工業界で生産性向上のため導入されたもので,クリティカルパスという名称で使われていた。その後アメリカ医療界に1985年に経営手法として導入され,わが国では1990年代半ばから使用され始めた1)。またわが国では2003年4月より,特定機能病院において,診療報酬が従来の出来高払いによる支払い制からDPC(diagnosis-procedure-combination)と称される診断群別の1日定額料金支払い制に代わった2)。DPCが導入された医療機関においてはより一層のコスト管理を行う必要があり,入院期間を短縮して医療の生産性を向上するとともに,提供する医療の質をも向上し,医療を標準化することを目的3)とするCPの役割が重要となってくる。

 本稿では当科での耳硬化症に対するアブミ骨手術のCPを紹介する。

参考文献

1)長谷川敏彦:一般外科におけるクリニカルパス.包括医療下でのクリティカルパスの意義.外科治療92:14-18,2005
2)池田俊也:クリティカルパス最近の進歩.DPCとクリティカルパスDPC対応型クリティカルパスの5つの条件.医療マネジメント学会雑誌5:358-360,2004
3)郡司篤晃:パス法とその医療管理における意義.病院57:153-158,1998
4)関戸 仁・他:一般外科におけるクリニカルパス.大学病院におけるクリニカルパス.外科治療92:440-444,2005
5)小西敏郎・他:バリアンス分析と診療の改善.臨外56:461-466,2001
6)医学通信社編集部:DPC点数早見表.診断群分類樹形図と包括点数・対象疾患一覧4月版.医学通信社,東京,2006,pp1-9

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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