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原著
好酸球性中耳炎の2症例
著者: 阿美貴久1 湯川久美子1 中村珠理1 飯村陽一1 鈴木衞2
所属機関: 1東京医科大学霞ヶ浦病院耳鼻咽喉科 2東京医科大学耳鼻咽喉科学教室
ページ範囲:P.313 - P.316
文献購入ページに移動好酸球性中耳炎は,1995年松谷ら1)によって最初に提唱され,膠状の耳漏と耳漏中の多数の好酸球浸潤を特徴とする。多くは気管支喘息や副鼻腔炎を合併する難治性の中耳炎である。ステロイド以外には有効な治療がなく,発症機序も不明であることから近年注目を集めている。今回われわれは,経過の異なる2例の好酸球性中耳炎を経験したので報告する。
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