文献詳細
文献概要
症候群事典 A
aortitis syndrome(大動脈炎syndrome)
著者: 丸屋信一郎1 新川秀一1
所属機関: 1弘前大学医学部耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.25 - P.25
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大動脈炎症候群(高安動脈炎)は,肺動脈などの大動脈およびその主要分枝の非特異的な慢性の大型血管炎により多様な症候を呈する症候群である。組織学的には,炎症に伴って内膜の肥厚により狭窄性病変を形成し,炎症が高度となると中膜から外膜にかけての組織の破壊により拡張性病変や動脈瘤様の病変を形成する。
大動脈炎症候群(高安動脈炎)は,肺動脈などの大動脈およびその主要分枝の非特異的な慢性の大型血管炎により多様な症候を呈する症候群である。組織学的には,炎症に伴って内膜の肥厚により狭窄性病変を形成し,炎症が高度となると中膜から外膜にかけての組織の破壊により拡張性病変や動脈瘤様の病変を形成する。
参考文献
1)新本春夫・他:大動脈炎症候群.臨床医28:1359-1360,2002
2)Koide K:Takayasu arteritis in Japan. Heart Vessels Suppl 7:48-54, 1992
3)神崎 仁:ステロイド依存性難聴―突発性難聴との鑑別.Otol Jpn 4:146-153,1994
4)Shelhamer JH, et al:Takayasu's arteritis and its therapy. Ann Intern Med 103:121-126, 1985
5)Ishikawa K, et al:Long-term outcome for 120 Japanese patients with Takayasu's disease:clinical and statistical analyses of related prognostic factors. Circulation 90:1855-1860, 1994
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