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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

文献概要

症候群事典 D

Down syndrome

著者: 酒井陽子1 池田勝久2

所属機関: 1東京労災病院耳鼻咽喉科 2順天堂大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.96 - P.96

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定義・概念

 1866年,Down1)は人類学的な顔形の整理法で精神発達遅滞者の分類を行った。そのなかで蒙古人型についての詳しい検討がなされ,疾患群として識別がなされて蒙古症(mongolism)と報告した。その後,1958年に蒙古症に染色体過剰がみられることがLejeuneら2)により報告され,のちにこの過剰染色体が21番目の染色体であることが決定し,ダウン症候群あるいは21トリソミー症候群と呼ばれるようになった。

参考文献

1)Down JLH:Observations on ethnic classification of idiots. Rep Obs London Hosp 3:259-262, 1866
2)Lejeune J, et al:Etude des chromosomes somatiques de neuf enfants Mongolians. C R Acad Sci 248:1721-1722, 1959
3)飯野ゆき子:小児の難治性中耳炎―ダウン症における滲出性中耳炎と小児中耳真珠腫症.耳鼻と臨床48:295-298, 2002
4)牧野奈緒・他:舌扁桃肥大による睡眠時無呼吸のダウン症例―代償性舌扁桃肥大による手術例.耳鼻臨床97:131-134, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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