文献詳細
文献概要
症候群事典 G
Garcin syndrome
著者: 山内宏一1 甲能直幸1
所属機関: 1杏林大学医学部耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.120 - P.120
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Garcin syndromeとは片側全脳神経麻痺を呈する特異な症候群で,四肢の運動麻痺や知覚障害などの脳症状を示さず,乳頭浮腫などの脳圧亢進症状を伴わず,また通常,画像診断上,頭蓋底部に骨破壊を認めるもの1)である。
Garcin syndromeとは片側全脳神経麻痺を呈する特異な症候群で,四肢の運動麻痺や知覚障害などの脳症状を示さず,乳頭浮腫などの脳圧亢進症状を伴わず,また通常,画像診断上,頭蓋底部に骨破壊を認めるもの1)である。
参考文献
1)濱口勝彦:ガルサン症候群.神経内科3:437-447,1975
2)相川 通・他:上咽頭癌によるGarcin症候群の側頭骨病理所見.耳鼻臨床(補)83:28-33,1995
3)Garcin R:Le syndrome paralytique unilateral global des nerfs craniens. Zbl Neurol 48:65, 1928
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