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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

文献概要

症候群事典 K

Keipert syndrome

著者: 古川仭1

所属機関: 1金沢大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.153 - P.153

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定義・概念

 1973年にKeipertら1)が兄弟例を報告したのが最初の記載である。鼻と指と聴覚の異常(感音難聴)を呈するところから,鼻・指・聴覚症候群(naso-digital-acoustic syndrome),Keipert type,Keipert症候群ともいわれる。

病因・病態・疫学

 男性が多く両親に同様症状がないことからX連鎖性劣性と考えられるが,常染色体劣性遺伝も否定できない。頻度は稀である2)

参考文献

1)Keipert JA, et al:A new syndrome of broad terminal pharanges and facial abnormalities. Austral Paediat J 9:10-13, 1973
2)Balci S, et al:Keipert syndrome in two brothers from Turky. Clin Genet 50:223-228, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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