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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

症候群事典 M

MLF syndrome

著者: 伊藤八次1

所属機関: 1岐阜大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.186 - P.186

文献概要

定義・概念

 MLF syndrome(内側縦束症候群)は,内側縦束の障害による眼球運動異常を主体とした症候群である。BenderらがサルのMLFを実験的に損傷し,それによる眼球運動障害をsyndrome of MLFとした1)ことに由来する2,3)。核間性眼筋麻痺(internuclear ophthalmoplegia:INO)とほぼ同義語と解釈されている。

参考文献

1)Bender MB, et al:The syndrome of the median longitudinal fasciculus. Res Publ Ass Nerv Ment Dis 28:414-420, 1950
2)小松崎篤・他:橋症候群―内側縦束(MLF)障害と眼球運動を中心に.神経内科2:523-536,1975
3)小松崎篤:内側縦束症候群(MLF症候群).Equilibrium Res Suppl 13:55,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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