文献詳細
文献概要
症候群事典 O
one-and-a-half syndrome
著者: 鈴木敏弘1 久育男1
所属機関: 1京都府立医科大学耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.203 - P.203
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One-and-a-half syndromeとは一側橋被蓋下部の小病変に伴う眼球運動障害で,患側眼球の内・外転障害と健側眼球の内転障害を呈する。すなわち,水平眼球運動において健側眼球の外転のみが保たれほかは障害される。1967年,Fisher1)が特徴的な眼球運動障害の所見から命名した。
One-and-a-half syndromeとは一側橋被蓋下部の小病変に伴う眼球運動障害で,患側眼球の内・外転障害と健側眼球の内転障害を呈する。すなわち,水平眼球運動において健側眼球の外転のみが保たれほかは障害される。1967年,Fisher1)が特徴的な眼球運動障害の所見から命名した。
参考文献
1)Fisher CM:Some neuro-ophthalmological observations. J Neurol Neurosurg Psychiatry 30:383-392, 1967
2)Wall M, Wray SH:The one-and-a-half syndrome-A unilateral disorder of the pontine tegmentum:A study of 20 cases and review of the literature. Neurology 33:971-980, 1983
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