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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

症候群事典 S

sleep apnea syndrome

著者: 平川勝洋1 小川知幸1

所属機関: 1広島大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.257 - P.257

文献概要

定義・概念

 Sleep apnea syndrome(以下,SAS)は1976年にGuilleminaultら1)により,7時間の睡眠中に10秒以上続く無呼吸がノンレム睡眠を含めて30回以上認められるか,睡眠1時間あたりの無呼吸が5回以上生じ,さまざまな臨床症状を呈する状態と定義された。現在は無呼吸・低呼吸指数が1時間に5回以上出現し,臨床症状を伴うものをSASという。SASは中枢型,閉塞型,混合型に分類され,多くは閉塞型(obstructive SAS:以下,OSAS)である。

参考文献

1)Guilleminault C, et al:The sleep apnea syndromes. Ann Rev Med 27:465-484, 1976
2)臼井信郎:睡眠時無呼吸症候群.CLIENT 21. 13,口腔・咽頭,野村恭也・他(編).中山書店,東京,2001,pp286-294
3)宮崎総一郎:睡眠時無呼吸症候群.日耳鼻会報108:372-374,2005
4)榊原博樹:睡眠時無呼吸症候群の疫学.Medicina 41:1140-1142,2004
5)櫻井 滋:睡眠時無呼吸症候群の予後.医学のあゆみ214:629-632,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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