文献詳細
文献概要
症候群事典 S
staphylococcal scalded skin syndrome(SSSS)(ブドウ球菌性熱傷様皮膚syndrome)
著者: 川内秀之1
所属機関: 1島根大学医学部耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.262 - P.262
文献購入ページに移動定義・概念
咽頭,鼻咽腔などの黄色ブドウ球菌感染病巣から産生された表皮剥脱毒素(exfoliative toxin:以下,ET)1)が血流を介して全身の皮膚に到達し,びまん性紅斑や表皮剝脱を引き起こす中毒性疾患である。乳幼児に多く,免疫能の低下した成人にも稀に発症する。
咽頭,鼻咽腔などの黄色ブドウ球菌感染病巣から産生された表皮剥脱毒素(exfoliative toxin:以下,ET)1)が血流を介して全身の皮膚に到達し,びまん性紅斑や表皮剝脱を引き起こす中毒性疾患である。乳幼児に多く,免疫能の低下した成人にも稀に発症する。
参考文献
1)Amagai M, et al:Toxin in bullous impetigo and staphylococcal scalded-skin syndrome targets desmoglein 1. Nature Med 6:1275-1277, 2000
2)菅井基行:細菌感染.水疱性膿痂疹とブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群.最新医学60:214-219,2005
掲載誌情報