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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

症候群事典 S

sudden infant death syndrome(乳幼児突然死syndrome)

著者: 菅原一真1 山下裕司1

所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.266 - P.266

文献概要

定義・概念

 Sudden infant death syndrome(乳幼児突然死症候群:以下,SIDS)は,特に誘因なく乳幼児が突然死する疾患である。旧厚生省の定義では「それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず,しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない,原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群」とされる1)。死亡する場所が家庭内や保育施設であることがほとんどである。家庭内,社会の影響は小さくなく,場合によっては訴訟にまで発展するという問題がある。

参考文献

1)坂上正道・他:乳幼児突然死症候群(SIDS)に関するガイドラインの公表について.日本産科婦人科学会雑誌57:1093-1096,2005
2)仁志田博司:乳幼児突然死症候群.小児内科30:445-451,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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