文献詳細
症候群事典 S
sudden infant death syndrome(乳幼児突然死syndrome)
著者: 菅原一真1 山下裕司1
所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.266 - P.266
文献概要
Sudden infant death syndrome(乳幼児突然死症候群:以下,SIDS)は,特に誘因なく乳幼児が突然死する疾患である。旧厚生省の定義では「それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず,しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない,原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群」とされる1)。死亡する場所が家庭内や保育施設であることがほとんどである。家庭内,社会の影響は小さくなく,場合によっては訴訟にまで発展するという問題がある。
参考文献
掲載誌情報