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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

症候群事典 S

superior orbital fissure syndrome(上眼窩裂syndrome)

著者: 菅原一真1 山下裕司1

所属機関: 1山口大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.267 - P.267

文献概要

定義・概念

 動眼神経,滑車神経,三叉神経第一枝,外転神経の4つの脳神経は,頭蓋内より上眼窩裂を通過して眼窩内に至る(図1)。上眼窩裂周辺の小さな病変が原因でこれらの神経の麻痺症状が同時に生じる状態をsuperior orbital fissure syndrome(上眼窩裂症候群)と呼ぶ1)。さらに,視神経が障害された場合は眼窩先端部症候群と呼ばれる。

参考文献

1)Lakke JPWF:Superior orbital fissure syndrome. Arch Neurol 7:289-300, 1962
2)後藤文男・他:中頭蓋窩.臨床のための神経機能解剖学.中外医学社,東京,1992,pp98-99

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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