文献詳細
文献概要
症候群事典 T
Tietz(e) syndrome(肋骨肋軟骨関節炎)
著者: 白土秀樹1 小宗静男1
所属機関: 1九州大学医学部耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.273 - P.273
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Tietze症候群は1921年にTietzeが初めて記載した肋軟骨の良性有痛性疾患で1),肋軟骨炎とならんで前胸部痛の原因疾患である。肋軟骨炎に比べて稀で若い女性に多い。定義がやや曖昧で臨床症状は胸肋鎖骨過骨症と類似するが,自然治癒することが多い。
Tietze症候群は1921年にTietzeが初めて記載した肋軟骨の良性有痛性疾患で1),肋軟骨炎とならんで前胸部痛の原因疾患である。肋軟骨炎に比べて稀で若い女性に多い。定義がやや曖昧で臨床症状は胸肋鎖骨過骨症と類似するが,自然治癒することが多い。
参考文献
1)Tietze A:Uber eine eigenartige Haufung von Fallen mit Dystrophie der Rippenknorpel. Berl Klin Wochenschr 58:829-831, 1921
2)広畑和志:標準整形外科学.医学書院,東京,1993,p408
3)Aeschlimann A, et al:Tietze's syndrome:A critical review. Clin Exp Rheumatol 8:407-412, 1990
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