icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻5号

2006年04月発行

文献概要

症候群事典 T

Tietz(e) syndrome(肋骨肋軟骨関節炎)

著者: 白土秀樹1 小宗静男1

所属機関: 1九州大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.273 - P.273

文献購入ページに移動
定義・概念

 Tietze症候群は1921年にTietzeが初めて記載した肋軟骨の良性有痛性疾患で1),肋軟骨炎とならんで前胸部痛の原因疾患である。肋軟骨炎に比べて稀で若い女性に多い。定義がやや曖昧で臨床症状は胸肋鎖骨過骨症と類似するが,自然治癒することが多い。

参考文献

1)Tietze A:Uber eine eigenartige Haufung von Fallen mit Dystrophie der Rippenknorpel. Berl Klin Wochenschr 58:829-831, 1921
2)広畑和志:標準整形外科学.医学書院,東京,1993,p408
3)Aeschlimann A, et al:Tietze's syndrome:A critical review. Clin Exp Rheumatol 8:407-412, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?