文献詳細
シリーズ DPCに対応したクリニカルパスの実際
文献概要
Ⅰ はじめに
耳鼻咽喉科におけるクリニカルパスは,経過が定型的である各種の手術,顔面神経麻痺や突発性難聴に対する保存的治療などの治療計画を標準化することにより,診療側,患者側に種々の利点をもたらすものである。
しかし,めまいでは,発症後の経過が多様であり,クリニカルパスを策定する場合にはかなり複雑なコース設定をする必要がある。本稿では,救急搬送された急性発症のめまい患者に対し入院加療を行うことを前提としたクリニカルパスの基本的な考え方について解説する1,2)。
耳鼻咽喉科におけるクリニカルパスは,経過が定型的である各種の手術,顔面神経麻痺や突発性難聴に対する保存的治療などの治療計画を標準化することにより,診療側,患者側に種々の利点をもたらすものである。
しかし,めまいでは,発症後の経過が多様であり,クリニカルパスを策定する場合にはかなり複雑なコース設定をする必要がある。本稿では,救急搬送された急性発症のめまい患者に対し入院加療を行うことを前提としたクリニカルパスの基本的な考え方について解説する1,2)。
参考文献
1)渡辺行雄:特集・内科医のための耳鼻科の知識―めまい.クリニカ26:170-176,1999
2)渡辺行雄:病態と最近の治療法―末梢性めまい.Clinical Neuroscience 18:71-74,2000
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