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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科78巻8号

2006年07月発行

文献概要

原著

頰部放線菌症の1例

著者: 盛実勲12 羽藤直人1 藤田健介1 暁清文1

所属機関: 1愛媛大学医学部耳鼻咽喉科学教室 2西予市立野村病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.569 - P.572

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I.はじめに

 放線菌症は口腔内や消化管に常在する放線菌による化膿性感染症であり,典型例では板状硬結,多発性小膿瘍,開口障害など特徴的な臨床症状を呈する疾患である。1990年代前半までは本症の多数例に対する報告が数多くみられるが1~3),その後は1例報告が散見される程度である。1990年代に抗菌薬の使用頻度が増し典型例が減少していること,放線菌症の治療経験をもつ医師が減少し非特異的炎症として扱われていることなどが原因として考えられる。今回われわれは,頰部に発症した放線菌症の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する。

参考文献

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11)星 和夫・他:放線菌症.診断と治療37:215-225,1962
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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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