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文献概要
目でみる耳鼻咽喉科
咽喉頭帯状疱疹ウイルス感染症の1例
著者: 村下秀和12 伊東善哉1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センター耳鼻咽喉科 2筑波学園病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.622 - P.623
文献購入ページに移動 一般に水痘帯状疱疹ウイルスは,初感染で水痘を発症させた後,さまざまな神経節に潜伏感染する。その後,加齢や免疫低下,ストレスなどを誘因として再活性化し病変を形成する。今回われわれは,軟口蓋・口蓋扁桃から喉頭に至る広範囲な病変を認めた水痘帯状疱疹ウイルス感染症の1例を経験したので報告する。
参考文献
1)荒牧 元:耳鼻咽喉科における抗ウイルス剤とステロイド剤の使い方.口腔・咽頭疾患.MB ENT 3:33-43,2001
2)木口 淳・他:水痘帯状疱疹ウイルスが原因と考えられた急性喉頭炎症例.日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌21:184-186,2003
3)宮田耕志・他:水疱・帯状疱疹ウイルスによる喉頭炎の2例.耳鼻臨床94:1007-1011,2001
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