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特集 頭頸部領域の温度外傷・化学的腐食の取り扱い
2.口腔・咽頭の化学的腐食
著者: 平林秀樹1
所属機関: 1獨協医科大学耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.29 - P.34
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
口腔・咽頭の化学的腐食の原因は,酸,アルカリ,消毒薬,農薬,金属,金属塩類などさまざまな物が知られている。これらの物質が事故や自殺の目的で経口摂取され,摂取量により中毒症状をきたす。
耳鼻咽喉科医が急性期の中毒症状を訴える症例の治療にかかわることは少ないが,口腔・咽頭に付着しての粘膜損傷や,瘢痕狭窄をきたすと対応を依頼されることがある。
本稿では,化学物質による口腔・咽頭の腐食例を原因物質別に対応法を紹介する。
口腔・咽頭の化学的腐食の原因は,酸,アルカリ,消毒薬,農薬,金属,金属塩類などさまざまな物が知られている。これらの物質が事故や自殺の目的で経口摂取され,摂取量により中毒症状をきたす。
耳鼻咽喉科医が急性期の中毒症状を訴える症例の治療にかかわることは少ないが,口腔・咽頭に付着しての粘膜損傷や,瘢痕狭窄をきたすと対応を依頼されることがある。
本稿では,化学物質による口腔・咽頭の腐食例を原因物質別に対応法を紹介する。
参考文献
1)持松いづみ・他:熱傷.口腔・咽頭,外傷と耳鼻咽喉科.耳喉頭頸 69:98-101,1997
2)茂木正寿・他:電撃傷・科学熱傷.外科MOOK34 熱傷:166-174,1983
3)布施秀夫・他:口腔化学熱傷の2症例.日本口腔科学会 37:505-510,1988
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