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特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―外来処置,手術のコツ,注意点
文献概要
Ⅰ.はじめに
外耳道は耳鼻咽喉科医が日常臨床において最も頻繁に接する器官であるとともに,外気に開放され鼓膜により盲端となっているため,幅広い年齢層にわたりさまざまな疾患が発生する部位でもある。発生学上,複雑な形態を取り個体差が大きいため,診察のうえでは解剖・生理の理解とともに,器具の選択を含めた工夫が必要である。以下,詳細について述べる。
外耳道は耳鼻咽喉科医が日常臨床において最も頻繁に接する器官であるとともに,外気に開放され鼓膜により盲端となっているため,幅広い年齢層にわたりさまざまな疾患が発生する部位でもある。発生学上,複雑な形態を取り個体差が大きいため,診察のうえでは解剖・生理の理解とともに,器具の選択を含めた工夫が必要である。以下,詳細について述べる。
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