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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科79巻13号

2007年12月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―外来処置,手術のコツ,注意点

5.口腔・咽頭・喉頭の異物

著者: 友田幸一1 酒井あや1

所属機関: 1金沢医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1020 - P.1025

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Ⅰ.はじめに

 異物は耳鼻咽喉科診療においてしばしば経験する疾患であり,比較的簡単に摘出できるものから,非常に困難なものまで病態はさまざまである。また,異物の存在部位によって生命が大きくかかわり,救急処置が必要となるケースもある。異物の種類や部位は年齢によって異なることがあるが,食生活や環境によっても差がみられる。本稿では,口腔,咽頭,喉頭における異物の基本的な摘出法,器具などについて紹介する。

参考文献

1)小林逸朗・他:口腔内ハシ刺入による高位頸髄の障害.臨神経 21:607-609,1981
2)扇内洋介・他:口腔内異物刺創に対する各種画像診断の有用性の検討.小児口腔外科 10:82-87,2000
3)井川千鶴子・他:口腔内刺傷に続発した中大脳動脈閉塞症の1幼児例.小児科臨床 38:181-187,1985
4)清水敬一・他:小児の口腔内外傷と中枢神経障害.小児科 41:661-666,2000
5)猪本雄一郎・他:上咽頭異物(銅製雷管破片)の1症例.耳展 35:309-312,1992
6)高根宏展:魚骨異物の診断と治療.JOHNS 9:457-462,1993
7)望月吉彦・他:精神障害により繰り返された心臓伏針の1例.日胸外会誌 46:473-477,1998
8)糸井あや・他:摘出に苦慮した異物の3症例.耳鼻臨床 97:749-753,2004
9)鶴田至宏・他:当教室における異物症の変遷.日耳鼻 87:1527-1537,1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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