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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科79巻5号

2007年04月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科のリハビリテーション―症例を中心に 各論

2.音声言語ならびに嚥下 2)在宅における嚥下障害のリハビリテーション

著者: 柴裕子1

所属機関: 1柴耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.127 - P.134

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Ⅰ はじめに

 嚥下障害のリハビリテーションについて,筆者は耳鼻咽喉科開業医の立場から,在宅医療における嚥下リハビリテーションについて記載する。在宅において嚥下障害は多くの患者が抱える問題であり,その診断については喉頭ファイバーを用いた嚥下内視鏡検査が非常に有用であることを,自身の往診経験をもとに報告してきた1)。しかし,嚥下リハビリテーションについては,誰が行うのか,いかに行うのかその方法はいまだ確立されていない。そこで在宅における嚥下リハビリテーションのあり方を自らの症例を基に検討し,現状が抱える問題点と今後の課題について考察を加えた。

参考文献

1)柴 裕子:嚥下障害患者の在宅医療における耳鼻咽喉科医の役割.JOHNS 21:1761-1765,2005
2)柴 裕子:在宅嚥下障害患者の診察―重症度分類を用いて.日耳鼻 109:11-18,2006
3)東京都老人医療センター(編):在宅へ向けての介護者・家族指導.高齢者の摂食嚥下障害ケアマニュアル.メジカルビュー,東京,1999,pp32-38
4)木村國男:開業医の嚥下障害への対応.JOHNS 16:1849-1852,2000
5)兵庫県耳鼻咽喉科医会:嚥下障害をみるために~問診表と内視鏡を用いて~(ビデオ).兵庫県耳鼻咽喉科医会製作,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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