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雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科79巻5号

2007年04月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科のリハビリテーション―症例を中心に 各論

4.頭頸部腫瘍術後の機能回復 4)喉頭摘出後の音声獲得 (1)食道発声

著者: 久育男1

所属機関: 1京都府立医科大学耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.199 - P.201

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Ⅰ はじめに

 喉頭摘出後のリハビリテーションとしては,音声のリハビリテーションが最も大切であるが,それ以外にもいくつかの問題があり,これらに総合的に対応することが必要である。

 音声の再獲得は,職場復帰を含めて社会生活上,患者のQOLを考えるうえで,最も大切なリハビリテーションといえる。主な発声方法は,食道発声,人工喉頭や気管食道瘻による発声である(表1)。本稿ではこれらのうち,食道発声について述べる。

参考文献

1)久 育男:喉頭摘出患者のリハビリテーション.今日の治療指針2003年版,山口 徹・他(編).医学書院,東京,2003,p1014
2)Strübing I:Pseudostimme nach Ausschltung des Kehlkopfs, speciell nach Extirpation desselben. Deutch medizinishie Wochenschrift 14:1061-1063, 1888
3)西澤典子:無喉頭音声.CLIENT 21 15音声・言語,野村恭也・他(編).中山書店,東京,2001,pp164-174
4)佐藤武男:食道発声法―喉摘者のリハビリテーション.金原出版,東京,1998
5)小林範子:食道音声の訓練.音声言語医学 39:456-461,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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