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シリーズ DPCに対応したクリニカルパスの実際
⑮粘膜下下鼻甲介骨切除術
著者: 藤枝重治1 上山尚子1 漆崎誉子1 吉田真主美1 竹内繁美1
所属機関: 1福井大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
ページ範囲:P.439 - P.444
文献購入ページに移動近年,医療と看護の質向上と保証を目的としてクリニカルパス(以下,パスと略す)が作成され,運用されている。パス自身は医療の介入内容を計画化,書式化し,施行した医療の評価と改善を行うシステムである。しかしパスの運用には,さまざまなバリアンスが存在する1)。一般に,耳鼻咽喉科・頭頸部外科が扱う手術のなかで,鼻科手術はバリアンスが少ないと考えられている。そのため,パス導入時にまず作成されるのが鼻科手術である2)。
粘膜下下鼻甲介骨切除術は鼻閉の強いアレルギー性鼻炎などの患者に行われることが多い術式である。当院ではほとんどの症例で鼻中隔彎曲術を同時に行っている。本稿では,粘膜下下鼻甲介骨切除術・鼻中隔矯正術のパスを紹介する。
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