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特集 新生児聴覚検診の役割
文献概要
Ⅰ.はじめに
小児への人工内耳は早期手術の効果が認められ,適応も拡大されるに伴って,近年急速に普及してきている。先天聾や言語習得前失聴の小児では,低音部に残聴をもつが,中-高音部では音に対する反応が全くないことが多い。このような場合,母音は聴取できても子音の聴取が困難で,言葉の聞き取り,発語に関しても満足される結果は得がたい。一方,人工内耳では周波数の弁別は劣るものの高音部まで十分な音を中枢聴覚系に与えることができる利点を有している。
小児への人工内耳は早期手術の効果が認められ,適応も拡大されるに伴って,近年急速に普及してきている。先天聾や言語習得前失聴の小児では,低音部に残聴をもつが,中-高音部では音に対する反応が全くないことが多い。このような場合,母音は聴取できても子音の聴取が困難で,言葉の聞き取り,発語に関しても満足される結果は得がたい。一方,人工内耳では周波数の弁別は劣るものの高音部まで十分な音を中枢聴覚系に与えることができる利点を有している。
参考文献
1)久保 武・他:小児人工内耳埋め込み術におけるリスクマネージメント.耳鼻と臨床 48(補2):S70-S76,2002
2)中村公枝:WHO技術マニュアル2.難聴乳幼児のハビリテーション,国立身体障害者リハビリテーションセンター・学院,所沢,1997
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5)Tyler RS, et al:Speech perception by prelingually deaf children after six years of cochlear implant use:Effects of age at implantation. Ann Otol 109(Suppl): 185:82-84, 2000
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