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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科79巻8号

2007年07月発行

文献概要

鏡下咡語

島育ちの医療・保健と心―離島医療30年をふりかえって

著者: 大山勝12

所属機関: 1鹿児島大学 2大島郡医師会病院

ページ範囲:P.595 - P.598

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Ⅰ.はじめに

 鹿児島で離島医療に携わって30年弱となる。最初の20年間は,鹿児島大学に着任し,教室として地域医療にかかわった時代であり,後の10年弱は大学を定年退官後,大島郡医師会病院を中心に奄美諸島で自ら実地臨床に従事した経験である。大学や都会の病院勤務(都市医療)では味わえない人と自然の出合いや,診療をめぐる貴重な体験を積むことができた。これまでの奄美諸島における実地臨床のなかから,心に残る2,3の体験を振り返り離島過疎地医療の問題点を述べる。

参考文献

1)大山 勝:人間の心,病院の心.日本病院会雑誌 46:1623-1625,1999
2)Indo M:Review of the latest researches on the effects of odor. The Koryo, No. 168:4-8, 1990
3)河合 眞:音楽療法,改訂2版.南山堂,東京,2001,pp 7-257
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6)Ohyama M, et al:Our five senses and a beautiful mind. Shibundo, Kagoshima, 2002, pp1-53
7)昇 幹夫:笑いは心と脳の処方せん.リヨン社,東京,2006,pp102-177
8)ジャック・ベルナール・ルノーディ,日下部喜代子(訳):タラソテラピー.海から生まれた自然療法.白水社,東京,1997,pp51-141

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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