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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科79巻8号

2007年07月発行

シリーズ DPCに対応したクリニカルパスの実際

⑰甲状腺良性腫瘍摘出術

著者: 福島啓文1 杉谷巌1 川端一嘉1

所属機関: 1癌研究会有明病院頭頸科

ページ範囲:P.599 - P.605

文献概要

Ⅰ はじめに

 クリニカルパス(以下,パスと略す)とは,平均的な経過をたどる疾患に対し,医師や看護師,薬剤師,栄養士などすべての医療関係者がチーム医療を行うための治療計画表である。パスをもとに検査から入院,退院指導までの治療手順を標準化することにより,漏れのない安全性を重視したチーム医療を行うことが可能となる1,2)

 当科では2000年より甲状腺疾患にパスを導入し,診療を行ってきた。2005年3月の新病院への移転とともに電子カルテが導入され,現在,甲状腺良性腫瘍摘出術に限らず,すべての頭頸部疾患を電子カルテクリニカルパス(以下,電子パスと略す)で運用している。当院で行っている電子パスの運用について解説する。

参考文献

1)植村研一:クリティカルパスの概念.JOHNS 15:1119-1123,1999
2)小西敏郎:クリティカルパスはなぜ必要か.クリティカルパス最近の進歩2004.じほう社,東京,2004,pp27-34
3)Alicia J, et al:Guideline for prevention of surgical site infection, 1999. Infect Control Hosp Epidemiol 20:247-278, 1999
4)針原 康:クリティカルパスのメリット・デメリット.電子カルテとクリティカルパスで医療が変わる.インターメディカ社,東京,2002,pp148-152

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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