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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科80巻1号

2008年01月発行

文献概要

特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―症例報告発表・論文執筆のコツ,注意点

2.座長のあり方・心構え

著者: 古屋信彦1

所属機関: 1群馬大学医学部耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.45 - P.46

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Ⅰ.学会における座長の役割

 どのようなセッションの座長であるかによりその役割は異なるが,若い先生方を対象に話をすることとし,一般講演における座長の役割についてのみ述べたい。座長は任された群におけるいわばコンダクター(指揮者)であり演者は各パートの演奏家である。演奏会において曲目は同じであっても演奏の雰囲気は指揮者によってがらりと変わり,聴衆の評判も異なるものである。学会でも同じことがいえる。また座長はその群の進行係でもある。多くの学会では複数会場が設定され聴衆は複数の会場を対象として聞きたい演目をスケジュールに照らし合わせながら,めまぐるしく移動するものである。すなわち1会場のスケジュールはその会場の予定にとどまらず全体の予定のなかで動いているものである。このことを考えればたとえその場がどのように盛り上がっていようとも時間どおりに進行させることは最も重要なことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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