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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科80巻1号

2008年01月発行

特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―症例報告発表・論文執筆のコツ,注意点

3.症例報告の書きかた

著者: 市村恵一1

所属機関: 1自治医科大学医学部耳鼻咽喉科学講座

ページ範囲:P.47 - P.50

文献概要

Ⅰ.はじめに

 論文には実験の成果の発表のための基礎研究原著論文,臨床症例のまとめを中心とした臨床研究原著論文,総説とともに,症例報告がある。研修医が初めて書く論文は普通なら症例報告である。症例報告はそれを書く側からいうと,珍しい症例や興味ある症例,新たな工夫を行った事例などについて,広く世の中(の医師)に情報を伝えることが目的となる。忙しい日常診療のなかで,さらに力を振り絞り論文を書くのはつらいことではあろうが,書くことで得られる利点は多い。まとめることにより疾患の理解を一層深められること,日常業務に埋没する状況から脱却できること,将来に遭遇する同様な,あるいは類似した症例への対応が容易になることなどである。また,書くという経験をしたことによって,さまざまな症例に対して目を配るようにもなる。以下に症例報告の書き方を述べる。

参考文献

1)小林充尚:検索CD-ROM付医学英語慣用表現集(第3版).文光堂,東京,2004
2)ジョゼフジバルディ著,樋口昌幸・他訳:MLA英語論文の手引,第6版.北星堂書店,東京,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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