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鏡下咡語
耳鼻咽喉科と嚥下障害
著者: 金子敏郎1
所属機関: 1千葉大学
ページ範囲:P.871 - P.873
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
最近,嚥下障害の医療およびリハビリテーションのあり方をめぐり,耳鼻咽喉科と他科の間にきしみを生じている。
良質な医療を提供するためには疾患によりチーム医療が適切に実施されるべきであるが,対象臓器の特性からみて最も適合する担当診療科があることも忘れてはならない。
ここでは耳鼻咽喉科・頭頸部外科が嚥下障害の研究や医療にいかに対応してきたかという点について,国内外の学術的歩みから,また専門医教育の面から振り返り,嚥下医療に関しては耳鼻咽喉科・頭頸部外科医が主導的立場に立つべきことを再確認してみたい。
最近,嚥下障害の医療およびリハビリテーションのあり方をめぐり,耳鼻咽喉科と他科の間にきしみを生じている。
良質な医療を提供するためには疾患によりチーム医療が適切に実施されるべきであるが,対象臓器の特性からみて最も適合する担当診療科があることも忘れてはならない。
ここでは耳鼻咽喉科・頭頸部外科が嚥下障害の研究や医療にいかに対応してきたかという点について,国内外の学術的歩みから,また専門医教育の面から振り返り,嚥下医療に関しては耳鼻咽喉科・頭頸部外科医が主導的立場に立つべきことを再確認してみたい。
参考文献
(1-10), 9-1963
2)進 武幹:嚥下の神経機序とその異常.第95回日耳鼻総会宿題報告モノグラム,1994
3)久 育男:嚥下の仕組み.第1回日耳鼻嚥下講習会テキスト,2003
4)馬場 均・久 育男:嚥下障害手術の適応(嚥下障害手術のコツ).耳喉頭頸 80:519-523,2008
5)日本耳鼻咽喉科学会(編):嚥下障害・診療ガイドライン―耳鼻咽喉科外来における対応.金原出版,東京,2008
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