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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科80巻12号

2008年11月発行

文献概要

鏡下咡語

耳鼻咽喉科と嚥下障害

著者: 金子敏郎1

所属機関: 1千葉大学

ページ範囲:P.871 - P.873

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Ⅰ.はじめに

 最近,嚥下障害の医療およびリハビリテーションのあり方をめぐり,耳鼻咽喉科と他科の間にきしみを生じている。

 良質な医療を提供するためには疾患によりチーム医療が適切に実施されるべきであるが,対象臓器の特性からみて最も適合する担当診療科があることも忘れてはならない。

 ここでは耳鼻咽喉科・頭頸部外科が嚥下障害の研究や医療にいかに対応してきたかという点について,国内外の学術的歩みから,また専門医教育の面から振り返り,嚥下医療に関しては耳鼻咽喉科・頭頸部外科医が主導的立場に立つべきことを再確認してみたい。

参考文献

(1-10), 9-1963
2)進 武幹:嚥下の神経機序とその異常.第95回日耳鼻総会宿題報告モノグラム,1994
3)久 育男:嚥下の仕組み.第1回日耳鼻嚥下講習会テキスト,2003
4)馬場 均・久 育男:嚥下障害手術の適応(嚥下障害手術のコツ).耳喉頭頸 80:519-523,2008
5)日本耳鼻咽喉科学会(編):嚥下障害・診療ガイドライン―耳鼻咽喉科外来における対応.金原出版,東京,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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