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特集 聴神経腫瘍の治療:症例呈示と治療原則
3.聴神経腫瘍の治療:症例呈示と治療原則
著者: 小宗静男1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科学分野
ページ範囲:P.929 - P.934
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
聴神経腫瘍に対して耳鼻咽喉科医が行う内耳道へのアプローチ法は中頭蓋窩法と経迷路法である。前者に関しては基本的な手術適応としては道内限局で実用聴力が残存している症例に限られるが,適応条件については腫瘍自体の成長速度の個人差などから経過をみる症例が増え,実際の症例数は多くないのが現状である。ここでは特異な病状および経過を示した4症例を呈示して,各症例に対する治療上の注意点と対策について述べることとする。
聴神経腫瘍に対して耳鼻咽喉科医が行う内耳道へのアプローチ法は中頭蓋窩法と経迷路法である。前者に関しては基本的な手術適応としては道内限局で実用聴力が残存している症例に限られるが,適応条件については腫瘍自体の成長速度の個人差などから経過をみる症例が増え,実際の症例数は多くないのが現状である。ここでは特異な病状および経過を示した4症例を呈示して,各症例に対する治療上の注意点と対策について述べることとする。
参考文献
1)Arriaga MMA, et al:Simultaneous cochlear implantation and acoustic neuroma resection:Imaging considerations, technique, and functional outcome. Otolaryngol Head Neck Surg 112:325-328, 1995
2)Tono T, et al:Cochlear implantation in a infralabyrinthine acoustic neuroma patient after resection of an intracanalicular tumor. J Laryngol Otol 110:570-573, 1996
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