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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科80巻3号

2008年03月発行

原著

閉鎖性喉頭外傷後に遅発性声帯麻痺をきたした1例

著者: 溝上大輔1 栗岡隆臣1 磯田幸秀1 田部哲也1 塩谷彰浩1

所属機関: 1防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座

ページ範囲:P.217 - P.219

文献概要

Ⅰ.はじめに

 閉鎖性喉頭外傷は外傷の所見が乏しいにもかかわらず,嗄声や呼吸困難をきたしうる注意すべき疾患である。今回われわれは,閉鎖性喉頭外傷後,いったん軽快したにもかかわらず,遅発性に声帯麻痺をきたしたきわめて稀な1例を経験したので報告する。

参考文献

1)北原 哲・他:喉頭麻痺症例の臨床統計的考察.耳鼻臨床 91:623-629,1998
2)森 一功・他:喉頭外傷.JOHNS 16:808-814,2000
3)田山二朗:外力による喉頭外傷.耳喉頭頸 69:104-109,1997
4)樋口仁美・他:エアバックによる喉頭外傷の1例(会議録).日耳鼻 109:793,2006
5)田中俊英・他:遅発性の両側顔面神経麻痺をきたしたcrushing head injuryの1例.脳外誌 10:414-418,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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