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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科80巻4号

2008年04月発行

目でみる耳鼻咽喉科

視力障害をきたした蝶形骨洞真菌症の1例

著者: 村下秀和1 打田健介1 加藤修1 米納昌恵1 原晃2

所属機関: 1筑波学園病院耳鼻咽喉科 2筑波大学大学院人間総合科学研究科(医学)耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.276 - P.277

文献概要

 蝶形骨洞真菌症ではその解剖学的位置により他の副鼻腔真菌症より視力障害を起こしやすい1)。またその視力障害の予後は術前の視力の程度と発症から手術までの期間によると考えられている2)。今回われわれは高度の視力障害で,発症2か月後に手術を行い視力の改善を認めた1例を経験したので報告する。

参考文献

1)市村恵一・他:副鼻腔真菌症と眼合併症.耳喉 54:57-63,1982
2)湯本英二・他:視力障害をきたした後部副鼻腔囊胞の検討.耳鼻臨床 89:1105-1111,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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