文献詳細
特集 オフィスサージャリー・ショートステイサージャリー
文献概要
Ⅰ はじめに
鼻中隔彎曲のほとんどは,身長が伸びるときに鼻中隔を構成する骨と軟骨にずれが生じて直線でなくなることに起因する。その他,外傷や口腔外科手術後に骨と軟骨にずれが生じ同様の彎曲が起こることもある。軽度異常の彎曲を含めると8~9割の外来患者に彎曲を認める。軽度の彎曲では症状がなく問題とならないが,副鼻腔炎,鼻茸,アレルギー性鼻炎,肥厚性鼻炎を合併すると,軽度の彎曲でも矯正することによって病態をより改善することが可能となる。鼻中隔矯正術は,鼻中隔変形に起因した鼻腔通気障害や嗅裂・中鼻道の狭窄と閉塞を解除して機能を正常化するために行う。
鼻中隔彎曲のほとんどは,身長が伸びるときに鼻中隔を構成する骨と軟骨にずれが生じて直線でなくなることに起因する。その他,外傷や口腔外科手術後に骨と軟骨にずれが生じ同様の彎曲が起こることもある。軽度異常の彎曲を含めると8~9割の外来患者に彎曲を認める。軽度の彎曲では症状がなく問題とならないが,副鼻腔炎,鼻茸,アレルギー性鼻炎,肥厚性鼻炎を合併すると,軽度の彎曲でも矯正することによって病態をより改善することが可能となる。鼻中隔矯正術は,鼻中隔変形に起因した鼻腔通気障害や嗅裂・中鼻道の狭窄と閉塞を解除して機能を正常化するために行う。
参考文献
1)Getz AE, et al:Endoscopic septoplasty. Curr Opin Otolaryngol Head Neck Surg 16:26-31, 2008
2)Chung BJ, et al:Endoscopic septoplasty:revisitation of the technique, indications, and outcomes. Am J Rhinol 21:307-311, 2007
3)Edwards N:Septoplasty. Rational surgery. J Laryngol Otol 89:875-897, 1975
4)Chandra RK, et al:Anterior palate sensory impairment after septal surgery. Am J Rhinol 22:86-88, 2008
5)Muhammad IA, et al:Complications of the surgery for deviated nasal septum. J Coll Physicians Surg Pak 13:565-568, 2003
6)Paccoi P, et al:Septal cartilage graft for nasal valve incompetence associated with deviated septum. Am J Rhinol 21:622-625, 2007
掲載誌情報