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特集 オフィスサージャリー・ショートステイサージャリー
20.口内法による唾石摘出術
著者: 林達哉1
所属機関: 1旭川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室
ページ範囲:P.155 - P.158
文献購入ページに移動Ⅰ はじめに
唾石の多くは顎下腺およびその導管内に発生し,通常特徴的な症状と所見から診断は容易である。石の存在部位により,顎下腺内に石が存在する腺内唾石,顎下腺の排出管であるワルトン管内に存在する管内唾石,腺内でワルトン管に移行する部分に存在する移行部唾石に分類される。このうち,管内唾石と移行部唾石の一部がオフィスサージャリーあるいはショートステイサージャリーのよい適応となる。
唾石の多くは顎下腺およびその導管内に発生し,通常特徴的な症状と所見から診断は容易である。石の存在部位により,顎下腺内に石が存在する腺内唾石,顎下腺の排出管であるワルトン管内に存在する管内唾石,腺内でワルトン管に移行する部分に存在する移行部唾石に分類される。このうち,管内唾石と移行部唾石の一部がオフィスサージャリーあるいはショートステイサージャリーのよい適応となる。
参考文献
1)梅岡比俊・他:顎下腺唾石症の臨床統計.耳鼻臨床95:1143-1146,2002
2)暁 清文:口内法による唾石手術のリスクマネージメント.耳喉頭頸74:141-144,2002
3)鈴木 衞・他:口内法による唾石摘出術・Warton管手術.JOHNS 8:51-54,1992
4)海野徳二:唾石摘出術.図説耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術書,本田芳男・他(編).メジカルビュー社,東京,1986,pp6-7
5)岸本 曜・他:口内法による顎下腺移行部唾石摘出術.耳鼻臨床98:141-144,2005
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