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文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科80巻9号

2008年08月発行

シリーズ DPCに対応したクリニカルパスの実際―悪性腫瘍

⑧放射線単独療法:喉頭癌T1

著者: 力丸文秀1 古後龍之介1 檜垣雄一郎1 冨田吉信1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構九州がんセンター頭頸科

ページ範囲:P.649 - P.657

文献概要

Ⅰ はじめに

 DPC(diagnosis procedure combination)は,診断群分類に基づく1日当たりの包括評価制度で,2003年4月より全国82の特定機能病院に導入されている。このDPCの導入で平均在院日数の短縮のためクリニカルパス(以下,パスと略す)の利用も促進される。このパスは特定の疾患に対して治療や検査をスケジュールとしてまとめたもので,医療を適正化し,計画性をもって提供することができる。また,患者側へは,治療内容の理解を与えることができる。

 当院では現在のところ,このDPC導入はなされておらず,当科のパスはあくまでも医療の適正化と患者への治療内容の理解のために使用しているものである。

参考文献

1)藤井 隆・他:大阪府立成人病センターにおける喉頭癌1,079例の臨床統計.日耳鼻 100:856-863,1997
2)篠原尚吾・他:Ⅰ期Ⅱ期喉頭癌に対するレーザー,放射線併用療法の治療成績.日気食会報 49:317-321,1998
3)松尾美央子・他:早期喉頭癌(Ⅰ期・Ⅱ期)における死因の検討.喉頭 17:11-16,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

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