icon fsr

文献詳細

雑誌文献

耳鼻咽喉科・頭頸部外科81巻2号

2009年02月発行

Current Article

中耳手術,術野の外で起こること―私の方法

著者: 須納瀬弘1

所属機関: 1東京女子医科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.95 - P.102

文献概要

Ⅰ はじめに

 現在用いられている中耳手術の術式は,皮膚切開から外耳道や中耳の扱い方に至るまでさまざまあり,それぞれに長所と短所が存在する。術者がそのうち何を重視するかによって,同一の病変であってもアプローチや骨削除の範囲,必要となるテクニックなど,採用される術式の詳細は異なってくる。しかし,手術の安全性や確実性を確保するために守るべき大原則に大きな違いはない。本稿では筆者が日ごろ東京女子医科大学の同僚に伝えている事柄のなかで,手術に有用な事項を記載したい。

参考文献

1)Sanna M, et al:Middle Ear and Mastoid Microsurgery. Thieme, Schttugart and New York, 2003
2)須納瀬 弘:鼓膜形成術(接着法).耳喉頭頸 80:49-58,2008
3)須納瀬 弘:耳鼻咽喉科・頭頸部外科疾患診療のコツと落とし穴 ①耳疾患.副損傷を起こさない手術器具の使い方,神崎 仁(編).中山書店,東京,2006,pp177-179
4)須納瀬弘・他:中耳・側頭骨解剖アトラス.医学書院,東京,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1316

印刷版ISSN:0914-3491

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら